北イタリアをゆく vol.8
Day9
今日ものんびりな日。週末なので再び街に出て、車でうろうろします。
オーナーが朝食を用意してくれる音で目覚める。優しいおじさん、三日間癒されました。
アルバの朝市へ。
野菜が何もかもピカピカでパンパンに膨れていて美味しそう。キッチンが付いている部屋だったらいろいろ買いこんで料理したかった!
週末はとても賑わっている街中。昨日は人一人いなかったのに…
フンギ(きのこ)ものの専門店へ寄り道。顎が外れた?お兄さん、お大事に…
アルバの名産といえば白トリュフで、秋には大きなトリュフ市が開かれる。トリュフ以外もフンギはたくさん採れるみたいで、お土産には乾燥ポルチーニが一番人気なのかな。ちなみにポルチーニとトリュフは世界三大きのこのうちの二つらしく、最後の一つは日本の松茸だそうです。
家に持て余しているトリュフオイルとトリュフ塩の存在を思い出して、フンギ・ポルチーニのオイル漬けとペーストを買いました。旅も終盤、少しずつお土産の事も考えねば…
朝から本当に人が多い。この人たち今までどこにいたの?
昨日はお昼休憩中で見れなかった小さな教会。ヨーロッパの人々が2時間半くらいお昼休みをとるのは本当だった。日本じゃ考えられないですね。
ランチにパニーニを調達。
閉まりかけの市場で海鮮のフリッターも買いました。市場で働く地元の人達は英語を使わない人も多く、なかなか意思が伝わらなくてお客さんが助けてくれた。サラリと訳してくれてすぐに立ち去るクールなお姉さん、ありがとうございました。かっこよかったな〜
車で10分ほどの古城へ。駐車場にベンチがあったのでピクニックしました。石造りの机と椅子、雰囲気ある!最高の天気のなか食べるシンプルなパニーニ、景色がご馳走で本当に美味しかった。
食後のエスプレッソは向かいのカフェで調達。ベンチで飲みたいけどいい?が通じる大らかさが良いですね。気持ち良すぎて突っ伏してお昼寝したりした。
グリンザーネ・カヴール城。こんなに立派なのに人がいない。
空が広い!建築物の美しさとか歴史の深さはもちろんだけど、イタリアに来てから「とにかく広くてすごい」的な景色に感動することが多かった。広すぎて風景の遠近感がよく分からなくなる、日本の都会では味わえない感覚です。
のんびりしすぎたのか疲れが出たのか、眠くてしょうがなかったので車の中で昼寝をしたところ熱中症になるなどしました。
くったりしてきた溶けそうな私に慌てて水と大盛りのジェラートをくれる友人、ありがとう…車で寝てばかりでごめん。
ジェラートを与えても復活しない異常事態を見るに見かねてホテルへ送ってもらう。
エアコンの効いた部屋でぐっすり寝て、プールで水浴びして回復しました。みなさん絶対に駐車場の車内で寝てはいけません。(当たり前だ)
Go for dinner! 初めは手こずったこのタイプの鍵にも慣れてきた。
アルバ最後のディナーは三日間アテンドしてくれた彼が働くレストランへ。作ってくれた料理が食べられてとても幸せ。
お肉にツナを載せるの、日本にはなかなかないね。
三日間ありがとうの気持ちを込めてたくさん食べました。
週末の観光地的な賑わいも堪能しつつ、やっぱりのどかで落ち着きのある程よい街アルバ。本当にいつか住みたくなるくらい大好きな地になりました。明日去らねばならないのが悲しくてしょうがない。またいつか必ず訪れます。